全然SFじゃない絵
あと変態みたいな話をしてますが、自分がどういう変態かを規則正しく美しく活用しないと創作はできんのでは、と焦り始めているこの頃です。
願わくばあと少し健康的な変態でありたかったが
(変態に健康も不健康もないだろ(^ω^))
ArtStation – You can sleep now, Ugo Nishimura
ハイ。悪魔絵定期ですが。
SF絵が思い浮かばないと悪魔絵を描く。
悪魔、キリスト教的な悪魔とかそういう意味ではないんだが
魔物てイメージが一番近いかもです。人間を襲う狂気とか凶暴な力の具現化みたいな。
こういう題材も描きたいと思うものなんで、今回はそういうことをより意識して描いてみました。
儂は、SF的には人間を信じる方向のSFが好きで
人間がただ愚かすぎたり、醜い生き物になり下がってる、それだけ
みたいなのはあんまり好きじゃない
ディストピアでもバッドエンドでもグッドエンドでもいいんだが、希望か気付きか愛情、どれか無いと悲しくなる。
ただ、ホラーというか殺しのストーリーとかも好きなんすよね。
そこ、めっちゃ矛盾している。
さらにいうと女性が殺されるというのは全然見たくなくて、とにかくお兄さんが危険な目に遭うのがよい(おーい(^ω^))
それはそうとして(そうとするな)
希望や愛のあるSFと、殺しのストーリーが好きって矛盾をどう考えればいいか…
うーんと考えていて思ったのが、理性と性癖だと思えば矛盾じゃないのかなと。
それは多くの人が両方同時に持ってるはずなんで。
理性は育てたり選択するものだが、性癖は勝手に生まれるもので
希望や愛がある世界ってのは儂が理想としていて実現したいと思っているもので
男性が獲物として危険な目に遭うストーリーは儂が見て楽しいと思うもの
かなと。
なんで理想と楽しさがそんな乖離するん…?
見て楽しいと思うものがそれってヤバクネ…?
って思いますが、自分でも無意識的にそう思ってたのか、男性が獲物として危険な目に遭うストーリーや場面が好きであるって気付いたの、今年なんですよね(え)
なんとなくそういう映画やドラマやストーリーを摂取してきたけど、はっきり理解して摂取しているわけではなかった。
フィクションで何が好きかってだけの話なので、テレビの変な評論家じゃないんだから、それだけで儂がヤバい奴って事にはならないはずですが。
それでヤバかったらホラーファンとかFPSファンが全員病気認定になってしまう。
んなわけないじゃろ、て。
ほんと実生活ではティッシュで掴める虫は掴んで逃がすシステムを取ってるくらい殺戮には無縁ですよ。あと蜘蛛とか好きだし(それは関係ない)
ともかく、そういう経緯で今回の絵はあのようになりました。
自分の内面とがんばって向き合った感あります。
この題材にもっと取り組んでみたいですが、それだと全然SFじゃないという。
SFのアイデアがもっとわいてくれば、両方の題材描いてバランス取れるんですが。
悩みは尽きないけども、ひとまず自分的に収穫はあった絵でした。