映画『エターナルズ』を見たら優しすぎるため極端な行動に走ってる奴が居たので描きました。ドルイグ、おまえ根が優しすぎる
映画の感想もどきも書きました。
ネタバレは多少あり(主にキャラクターについて)。
ストーリーに関する重大なネタバレはありません。
pixiv – Druig (Eternals) – Ugo (烏合)のイラスト
ArtStation – Druig (Eternals), Ugo Nishimura
『エターナルズ』もMCU作品ということで、お前『ブラック・ウィドウ』だとかMCUしか見てないんかという話だが。いや他のも見てますよ。
たまたま、MCUのキャラを描きたかったというだけで。
上映時間が約3時間(156分でした)てことで気合い入れて、ちょっとだけ予習もしていったんだが、壮大な話すぎるんで疲労は免れなかった。
でも面白かったです。
2時間36分やるだけの人物相関図が作ってあったというか、雑だと思う面もあったが、全体的にはキャラクターの描写が丁寧だと感じた。
土台のストーリーがどんな規模感だよ!!というスケールなので、キャラクターたちの心情がわからないと何もかもわからない話になりかねない気が。
その辺が上手くつくってある気がしました(自信のない声)
『エターナルズ』は7000年前から人類を見守ってきたエターナルズが、地球滅亡の危機に立ち向かう話です。
彼らはアリシェムという神のような存在から地球に派遣された超人で、ディヴィアンツという人間を食い殺す生物と戦い人類を守ってきた。
人類の発展を手助けしたりもしていた。
戦いを続けた結果ディヴィアンツたちを滅ぼす事は出来たんだが、今回また地球に異変が起こる…というような展開。
いやもうMCUだからその異変の前に大変なこと起こってますけどね、とは思いつつ。『アベンジャーズ エンド・ゲーム』後の話なので、いやこの人たちあのとき何してたの、と絶対思われてしまうやつ。
そこらへんの説明は驚くほどあっさり済ませてましたが、まあ細かい事を言ってると頭がどうかなってしまうという事だ、うん(それでいいのか)
で、個人的に、この映画で一番面白いキャラだったのがドルイグ。
彼はエターナルズのメンバーの一人で、他の生物の精神を操作する能力がある。
最初の印象ではこのキャラは、人類を下等生物と見なして、おれが操作してやらなければくだらない事をしでかす生き物、みたいに考えてるのかと思った。
だが、全然違って、ドルイグは人間を助けたいという思いに溢れており、人間たちが争うのを放っておけないのです。
だから精神を操作して争いを止めさせよう、とかしてしまう。そういう事はしちゃ駄目だとリーダーのエイジャックに言われてるのに。
それでも我慢できないくらいの気持ちがある。
いやめちゃくちゃ優しいじゃん。
その優しさが他人のためになるかはさておき。
この争いを放っておけないのを正義感ではなく優しさだと感じたのは、彼が涙する場面があったからで、ただ任務のためではなく、人間が傷つけ合うことに彼自身も傷付いてるのか…と思ったので、優しすぎる奴なんだなと判断しました。
ドルイグの心情は細かくは語られないので、それが優しさかどうか、人によって受け取り方はあると思いますが、ともかく儂はドルイグに対し興味が湧きましたよ。
ただ争いを止めたいという描写以外にも、人間の言葉に対し頷いて理解を示したり、こいついい奴なんだろうな、と思う描写があったので、ドルイグ優しいんや!てことにしました。
優しいのに、守りたい気持ちが強すぎるせいでそれを極端なかたちでしか示せないエクストリームさ。それが良かった。
中途半端に優しいのは逆に人を傷つける恐れがあるんで、だったらエクストリームな方が良いじゃないかと。
ドルイグと友達にはなりたくないが()
かなしき男。良かったです。
マーベル公式には”人類への愛を失った男”とか書いてあったが、狂気と表裏一体だが愛は充分あると思ったんだが…そもそも儂の感覚が狂人すぎたら申し訳ない()
ドルイグを演じたのはバリー・コーガンという役者です。ギリ20代なことに驚いた。しかしこの人はおじさんにも少年にも見えるような。
他に面白かったことは二つあり、一つは突然バビロンの空中庭園が出てきたこと。いきなり空中庭園は草
バビロンの空中庭園というのは世界の七不思議の一つで伝説上の建物です。
古代バビロン(現イラク)にあったという庭園で、階段状に作った土台に庭園が設置され、植物に覆われた宮殿のような、そんな見た目で想像図などが描かれています。
残念ながら実在した証拠は見つかってないんですが。でも現時点では、バビロンではないがアッシリアに実在したかも、という研究はされてるようです。
とにかく現在のイラクのどこかにあった可能性がある、と。
映画館で空中庭園見られて良かったです。映画の中ではエターナルズが空中庭園を造ったとされていて、だったらなんか証拠残しといてよ、と思いましたが()
人類に多大な影響を与えているのに、空中庭園の証拠を残さないエターナルズ。
面白かったこと二つ目は、キット・ハリントン。
『ゲーム・オブ・スローンズ』(GOT)でジョン・スノウを演じた人で、『エターナルズ』ではデイン・ウィットマンという人間を演じてます。
儂は映画を見る前に、GOT情報を発信してくれている例のポドリックアカウントの方の以下のツイートを見た。
何も知らないジョン・スノウ😂🤣 https://t.co/U7qU0wSuVr
— GameOfThronesJP (@GameOfThronesJP) October 13, 2021
これを見てから映画見たら、ホントおかしくてしょうがなかったです。
「何も知らないジョン・スノウ」は、ジョン・スノウといえばこれというGOTの台詞で、ジョンというキャラクターを魂まで表してる台詞()
そんな役をやったキット・ハリントンが『エターナルズ』でも何も知らなさすぎるってどんなギャグなんだ。
デインは他にも、もうおまえジョン・スノウじゃないか、そりゃ複雑でしょうね、と思う台詞を言っていて、いやほんと笑わせにきてるでしょ、と。
GOTを最後まで見た人が見ると、より一層面白い映画『エターナルズ』。そう思いました。
GOTでジョン・スノウの兄弟を演じたリチャード・マッデンも出演していて、スターク家の気まずい再会面白いわ、とそちらも楽しみました(気まずさを楽しむな)
MCUから半脱落しかかってる儂ですが(映画は『シャン・チー』以外は見ているが、Disney+のドラマは一切見ていない)
とりあえず『エターナルズ』1作目はついていけるレベルでした。
毎回思ってるが、今後が心配。
すべて完璧に追わなくてもどれだけ付いていけるものなのか、試せたら試すわ、という感じです()
必ず映画館に見に行くとは限らないので…
『エターナルズ』で描かれた地球の状態が(主に物理的に)非常に心配ですが、なんとかなるんだよね!うん!と思っておきます( ˘ω˘)