第3部見終わりました(2021年12月)
ものすごい勢いで第1部から見てたらついに感想を書いてしまった。
約7年前のアニメの感想を書いてはいけないとは決められてないから良いのだよ…
長くなったので目次を作りました。
赤字項目はネタバレあります。
目次
感想
第3部長い道のりだった。
ジョジョアニメ版はシーズン1が第1部、第2部
シーズン2が第3部
という事になってるが、ストーリーの区切りはシーズンではなく部毎になっている。
第1部がファントムブラッド。ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーの話。全9話。
第2部が戦闘潮流。ジョナサンの孫、ジョセフ・ジョースターと柱の男の話。全17話。
第3部がスターダストクルセイダーズ。空条承太郎と蘇ったDIOの話。幽波紋(スタンド)が初登場する部でもある。全48話。
だからこれら3つのストーリーでは、第3部が一番長い。
見応え充分でした。
DIOがある方法で蘇ったことで、ジョースターの血を引く人間たちに異変が起こる。
空条承太郎の母親であるホリーもその異変に見舞われ、DIOを倒してその影響を排除しなければ死んでしまうという。
母親を救うために承太郎はDIOの居るエジプトへ向かう。
というような話です。
DIOを倒すため日本からエジプトへ旅するなんて、なんという旅路だろうか…
第3部も、面白かったです。
泣けるじゃないか。第2部ほどじゃないが、またちょっと泣きそうになったぞ。やめてくれ。
話が長くて、ギャグ回みたいなのもあるんで、前の部に比べると濃さは無くなった気が。
でもその分キャラクターが掘り下げられるので、旅の最後の感動なども大きかったです。悲しさも大きかったが。
この部からやっと幽波紋が登場するので、いろいろな幽波紋出てくるの面白かった。
第1部、第2部で敵と戦う術として登場した波紋も出てくるんだが、波紋はたぶん第3部が最後かなあ。もう出てこなさそうな感じでした。
なぜかという理由もいちおうある。
波紋は、石仮面で吸血鬼になった者たちの弱点である太陽光と同じ波動を持つエネルギー。だから吸血鬼と戦う時には最も有効な技。
だが幽波紋使いは必ずしも吸血鬼ではないし、幽波紋は幽波紋でしか倒せない。
だから波紋は幽波紋同士の戦いでは必須な能力ではない。
ストーリーを拡大していく上で波紋だけじゃやっぱキツいよな、とは儂も思うんだが、ちょっと寂しかった。
思えばジョセフ・ショースターは自身の波紋の力だけじゃなくて、知恵で相手を倒してたような所あるので、第2部の時点でも波紋は幽波紋に比べると用法が限定される技だったのかなと。
でもそこが良かったのもあるんだが。
しかしジョナサンの土壇場の爆発力、ジョセフの冷静さや頭の良さ、他にも闘いに加わった人々の意志が継承されているので、波紋は登場しなくなってもそういうとこでメンタル保てますがなんとか(どんだけ寂しいんだ)
儂は家柄とかその程度ならいいんだが、血統とかDNA系の話が苦手で、じゃあジョジョ無理だろ!??て感じなのだが、ジョジョは決して血統だけの物語ではないと思うので面白いしアツくなる。
というかDNA系の設定を排除したら少年漫画とかは読めないと思う。だからDNA設定以外にどんな要素があるか、でその作品を好きか嫌いかが変わってくる。
ジョジョは好きな作品の一つです。
子孫が登場しないキャラクターでもそのキャラクターが遺したものが登場してたり(代表格は当然スピードワゴンですが)
漫画は全部読んでないので適当なこと言えないが、ジョジョアニメでは確実に、血のつながり以外にも、キャラクターたちのつながりを大切にしてると思います。
儂がのう、一番気になってるのは承太郎のベルトのデザイン。柄。
あまり凝った柄じゃないからもしかしたら違うかも…どこかに違うって情報があったりしたら部屋の壁にクラッカーヴォレイするぞとか思いつつ
いや荒木飛呂彦がそんな偶然の一致で描くわけがない
と思いたい。
それに第3部でも第4部でも同じベルトしてるんですよ。なんの意味もなく学生の時にしてたのと同じ柄のベルトする???()
(でもエリナさんが使ったはずの例の棺からDIOが出てきたり、サラッと辻褄が合わないことをやってのけるから無意味に同じ柄なだけだったりとかあるかもしれないよねぇーーーーーー!!!!!やめろおおおおお)
まあとにかく。ジョースター家の、呪われてるとも言うべき因縁が軸であり面白いとこでもあるのだが、その周囲のキャラクターもすごく魅力的なので、好きです。
今回もアツいOP
第3部前半OPは『STAND PROUD』
後半OPは『ジョジョ その血の記憶 ~end of THE WORLD~』
(EDは共通で『LAST TRAIN HOME』)
儂はやっぱ『STAND PROUD』好きです。
『ジョジョ その血の記憶 ~end of THE WORLD~』は最初微妙かなと思ったんだが、だんだん好きになった。
とくに、追加される演出はまあ、ウワアアア!!!と言わざるを得ませんよね。
あと歴代OPを歌ってる3人(富永TOMMY弘明、Coda、橋本仁)が一緒に歌ってるのも良いですね。歌中のオラオラはこの3人ならもっとかっこよくなったのでは…???と小声で思うが、そうではなく小野大輔氏(承太郎)がかっこよすぎるのでは、という説でいこう。
マジいい声すぎんか?なんで燃堂の声とかやってるの?好きだぜ
EDは絵が良い。ジョセフがめっちゃかっこいい。エジプトや旅路を感じる背景も好きです。
承太郎たちが旅した頃のエジプトはサダトが暗殺されてムバラクが大統領になった頃で、1990年に湾岸戦争が起こる1歩手前なので、特にこれといった事はない、という時期かな…でも本編内では遺跡から近代エジプトの街並みまで描かれてて良かったです。
でもそれでも『STAND PROUD』が一番好きなのは最初にジョナサン、ジョセフ、承太郎が映る演出。
しかもジョセフがバンダナ巻いてるんすよ。
もうずっと思ってたよそれが最高だってなァアアアアア!!!!!!!!!!(落ち着け)
以下公式動画。
ネタバレ感想
第3部で儂が一番応援してたのはジョセフ。なぜか知らないが気付いたらジョセフ大好きなってたので。
ジジイになったとはいえ、ジョセフが活躍するところをずーーーーーっと待っていた。
しかし目立った戦いといえばエンプレス戦のみ。
バステト(マライア)戦でもその知恵で勝利したし、コイツもうだめだなと見せかけて勝つところは超ジョセフ。でもけっこうギャグ回にもされてたしアヴドゥルとのコンビ戦だったので、ジョセフだけが活躍という訳じゃない。
テレンス・ダービー戦では承太郎といいコンビっぷりも見せたが。
世代が移り変わるのを描いている物語として、ジョセフは衰えるが、その代わり承太郎が成長する、っていうのを描くのは別に普通かもしれんが、それでもちょっと「ジョセフううううう頼むよォォォ…!!!!!」と思ってしまうとこはありました。
体力とかは承太郎のほうがあるに決まってるが、ジョセフ持ち前の頭脳戦をもっと見たかったなとは思った。
あとジョセフだけ幽波紋能力が人型じゃなくて、能力がかなり限定的なのが、完全にジョセフを縛りにきてるな…と最初から感じてちょっと泣いた。
最後、世界を救ったジョセフに最後くらい花持たせてやれ馬鹿野郎がァァァ!!!とキレそうになりましたが、なんとか、うん。あの展開じゃなかったら死んでたかもしれん(しっかりしろ)
そんなこんなで悲しかったが、最後、波紋がジョセフの生きる時間を稼いでくれたことに泣きました。
さっきも言ったとおり第3部からはメイン能力が幽波紋に変わるが、その第3部の最後に、じいさんツェペリ、ジョナサン、エリザベス、シーザー、ジョセフとつながった波紋の力がジョセフに時間を与えてくれた感じがした。
(ロギンズ師範代を忘れるなコラ)
それがほんと、良かったです。ハーミットパープルと波紋のダブル能力が無ければジョセフも胴体に穴空いてた可能性あるので。
でもジョセフおまえ、大丈夫なのか!!!??!?????!???
と思ったまま見終わりましたがwww
うそでしょ?ほんと、あの、ジジィ大丈夫?
アヴドゥルや花京院、ポルナレフ、イギーのことなどを書くスペースがない。いやあるんだが書くと死ぬほど長くなってしまう。短く書く努力をしよう。
忘れられないのは、ポルナレフとイギー、花京院の言葉とかですかね。
ずっとクソ犬と言いながら、イギーがいなくなったら大体真っ先にクソ犬がいねぇじゃねーか、と言ってたポルナレフ。お前らほんと仲良いよな、と思ってたから悲しませるんじゃねぇ!!!と思ったりとか。
ポルナレフはほんとバカ野郎と思うことも多かったが、やっぱいい奴なんだよな。
妹の復讐のために生きてきて、それ以外は捨ててしまってたのかもしれないけど、歪んでなくて、人の想いを受け止められるいい奴。
イギーは犬なのにまったく人の言うことを聞かない性格で、すごく珍しいキャラだと感じた。
犬のイメージとして忠誠心があるが、イギーは忠誠心ではなく、自分を生きる誇りと認めた人間を大切にする気持ちを持ってる気高さが最高です。
花京院は途中でゲーマーであるとわかり、孤独な奴だったと明かされたらもう一気に親しみ持っちゃうからやめろよバカがぁ!!!
後悔はないと言っていたが、お前にもっと幸せになってほしかった。
アヴドゥルはエジプト人キャラで超喜んだら、もう結局おまえそんなことするんじゃん!!!って。バカヤロウ…
彼だけ過去のことをほぼ描かれてなかったが、エジプト人キャラがこんなに活躍してるのを見られて嬉しかったです。
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
(DIOについて。ネタバレ)
ポルナレフ状態になりつつ全然驚いてはいないんだがDIOが心底嫌いだと確信した()
ただ悪として世界一を狙える奴だとは思った。
ただ邪悪なのではなく人間味があるところが、DIOの深み…
ジョースター家の事をボロクソに言いながらも、ジョナサンの事は認めてたし結局その子孫たちを警戒している。身体的つながりのせいもあるが、意識せざるを得なくなっている。
それでも、こいつらは単なる養分、俺が上だ!!!みたいな事を言い続けてるのは、ジョースター家が自分にとって大きな存在であることを認められず、否定したい気持ちの表れかもしれない。
そういう人間を辞められてないところがDIOの面白味かなと…
勝つためになんでもするとか言いつつ、人間的な勝ちにこだわっているようにも感じたし。
自分のザ・ワールドがどれほど優れてるか見せ付けようとしたり。
ほんとうに神のような存在なら、そんなどっちが優れてるとか同じ土俵に立つまでもなくただ殺しそうなものだが。
俺の方がお前よりすごいのだハーッハッハーッ!!!!!とかやってなければDIOが勝てたんじゃないかという気もする。
花京院の時のようにもったいぶらず攻撃を入れていれば。
そしたら承太郎はパワーアップする時間も無かっただろうし負けてたかもしれない。
ジョースター家を意識してる証拠だぜ…
もちろんDIOの失策だけでなく、承太郎の色んな作戦も効いていたが。
と、いう色々な展開を、クライマックスを盛り上げたい作者都合ではなく、DIOが思い上がった、人間性を捨てられない奴であるため、と読ませることができるのが、上手いなと思いました。それも今までの積み重ねあればこそ…
まあDIO嫌いだが(何回も言わんでいい)
だがキャラクターとしては魅力的な奴だと思います。
でももう出てこなくていいよ…ほんとDIOに人々が傷つけられるのを見るのは沢山だ!
まとめ
最後にはなんだか第3部が終わってしまうのが悲しいなと思いました。
下品だなオイ!!!と思う場面が過去一多い部だったが、それには目を瞑れるくらい良いところいっぱいあったんで。
儂が好きなエピソードはエンプレス戦、ジャスティス戦、ゲブ神戦、ダービー・ザ・ギャンブラー戦、ペット・ショップ戦です。
エンヤ婆は敵ながらめちゃ笑わせてもらいました。超良かった。
エピソードとして挙げないがクライマックスももちろん良かったが。
そしてここまで承太郎の事を単独で話してないという。どういうこと。主人公だぞ。
承太郎好きですよ!!!煙草吸ってるとこ軒並み規制されてて笑ってしまった。
男にも女にも誰にも基本優しくないとこも笑いました。でもそれは表面上だけという。
そんな所も含めて、とにかくクールすぎた。なぜ10代でこんなクールなんだ?
かっこよすぎてズルい。その鋼の冷静さに惚れました。
そして承太郎はふつうの会社員とかやるの無理だろうなと思ったので、後々ほんとうに海洋生物学者になってるようで安心しました(どこ見てんだ)
第3部はそれだけ見てもそんな問題ないのかなーと思いつつも、やっぱ最後の戦いは第1部第2部を見てるか見てないかで大分変わると思うので、やはり続けて見るべきだと思いました。
最後になったが、第3部でジョセフを演じた石塚運昇さんはもう亡くなってるので切なかった。老ジョセフ良かったです。ありがとう運昇さん…
今ジョジョを見ていて辛いことの一つは、第3部だけじゃないが亡くなった声優さんの声を聴くことだ。
でもほんとここまで通してキャスト陣豪華だし最高です。
どうしようかなと思いつつ、一息ついたら見るの中断してしまいそうだったからすぐ第4部の1話を見たら、承太郎が痩せててびっくりしました()
ここまで連続で見てきて疲労が溜まってきているが…第4部はどんな話になるのかな。
ストーン・オーシャン(第6部)のOPで見た矢が出てきたので、第4部も第4部でジョジョシリーズのキーになる部分あるのか?
とりあえずジョセフおまえは何しとるんや、と思ってますが。しかもエジプトに行く前にもう犯行を行っていたとは…スージーに謝れ(真顔)
散々Youtubeのコメント欄などで見て知ってましたが、CGオープニングじゃなくなったの寂しいです。
でも承太郎が出てるから見よう。第3部も元々見るつもりだったが、見続けた理由の一つがジョセフだった。
今回も策略にはまっている気がするが、見ます。
(ほんとに年内に第5部まで見る気なのかァーッ!?!???あと27時間くらいかかるんだが!??!?)