当サイトでは映画とかドラマの感想記事は基本書かないのですけど
もおー懐かしすぎるよ
ってなったので書きます。あとデップー好きですし。ずっと見たかった。
なぜか日本で世界最速公開で笑ったので初日に見に行きました。
丁寧な解説ネタバレ記事!とかではなくただ好きなように感想を書いただけです。
かなり重要な要素になっているカメオの内容はほぼネタバレ。
ストーリーの結末はネタバレなしです。
この映画は一言で言うと
デッドプールの下品さとグロさでコーティングされたMCUに無関係な X-MEN 追悼映画 です。
この記事は完全に映画を既に見た人向けですが、どうしても言いたいのが
X-MENシリーズが好きな人は、とにかく映画館で見たほうがいいということ。
期待させすぎてもいけないから、X-MENの超メインキャラがカメオで出てくるとかではない、とは言ってしまいますが、ウルヴィ引退したはずだったヒュー・ジャックマンが演じるウルヴァリンが出てるんだし、もうこんな気持ちは、この先味わえないかもしれないから最後に見ましょう(遺言)
まずは、儂とX-MENの関係から話そう。冗談です(訂正早い)
でも最終的にはそういう、ここらへんの映画を見ていた世代、的なとこが感想に関わるのでそれは後で言います。
『デッドプール&ウルヴァリン』
なんとなく概要
この映画はデッドプールの作品としては3作目ですが、2019年に20世紀フォックス(それまでのデップー映画を作ってたスタジオ)がディズニーに買収されてから初めて製作された続編です。
デッドプールの原作コミックを出版しているマーベルは2009年にすでにディズニーに買収されていますが、映画関係は別スタジオが作ったことから権利関係が別だったのか、そこらへん詳しくわかりませんが
とにかくマーベルと、第1作、第2作を作ったスタジオが両方ディズニーに買収された後にできた初めてのデッドプール映画
それが今回3作目の『デッドプール&ウルヴァリン』です。
物語的には過去2作と続編になっていて、2の最後から3への間で何かが無かったことになったりは(たぶん)してないはず。
(2作目やったのも既に6年前なんでそんなはっきり覚えていないのだが)
そして今作は”ディズニー配給のマーベル・スタジオ劇場公開作品として”初のR指定になったそうです(R15+) ワロタ
感想 ⚠ネタバレ⚠
あー面白かった。いやほんと。
いやまあ結論から言うとX-MENの最初の映画3作~ファースト・ジェネレーション(First Class)がやってた頃に10代だった人を殺しにかかってる映画
ですよね。いやべつに10代じゃなくてもいいが、余計精神に刻まれてるという点で。
ふつうに泣くよ。だからそこを見てた人たちからすると別にマニアじゃなくてもアアアアアー!!!となるはず。
儂はそこらへんの時のマーベル原作スーパーヒーロー映画はけっこう見てたし、というか調べたら初期のはリアルタイムじゃないが1998年~2019年までのはマジでほぼ全て見ているし(ゴーストライダーとか見てたことをほんと今思い出した)(ゴーストライダーに謝れ)
とにかくほんと好きだったし、思い出深いんでその記憶をなんの心の準備もなく掘り起こされると泣いてしまいます。
逆に言ったらそういうのを見てないし、マーベルマニアとかでもない人が見ても「???」すぎるのでは?ってのも思いましたが。
ネタがわからないと良さとか味わいが消えてしまいそうな演出が多いと感じた。
ただ、これに関しては最後にまた言ってますが、
この『デッドプール&ウルヴァリン』の中のネタがわからないのと
MCU見てないからネタがわからない
ていうのはけっこう別の現象
だというのを言いたい。
むしろこの映画のネタはほとんど、X-MEN等ずっとMCUに含まれていなかった映画から掘り起こしてきたネタだし、MCU作品と位置付けられてはいても今のマルチバースなどが定着する前の、それぞれがほぼ独立していた時に単純に映画を見ていた人向けのネタ
なんですよ!!!!!!!!!!!(大声を出すな)
もちろんMCUネタもあったが、全然メインじゃなかった。
まあネタがわからんと面白くない、って意味では同じだけども、軸はMCUネタじゃないってことを、すごく…言いた…かった…
てわけで若い人とかもわからんだろうけど…って思ったが
R-15だからそもそも子供は見ないからいいのか()
で、ともかく、そういう事あるにしても
ウルヴァリンは大体みんな知ってますからね。
重要なのはデッドプールとそのウルヴァリンの物語だし、一応ウルヴァリンにはこういう事があって~てのは説明はされてるので大丈夫なのかも、とも思いました。
儂はデッドプールとX-MENのコミックはごく一部しか読んだことがなくて、そっちの方の内容はよく知らないんだけども、先述通り映画は大体見ていて
X-MEN はマーベル原作の映画でも一番好きだったシリーズで、『ニュー・ミュータント』以外は全部見てますけど
やっぱブライアン・シンガーの『X-MEN』と『X-MEN2』あと、シンガーじゃないけど『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』はかなり好きです。
年齢がバレるわ、て話だがここらへんの映画の時に多感な年齢で、ブライアン・シンガーという人が撮った『X-MEN』という社会にとって異質なキャラクターたちのストーリーは自分には意味があるものだった。
『デッドプール』は別方向で明らかに異質なキャラなので、映画館で見てすぐ好きになりましたけどもw
最初にデップーZERO()が『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』に出てきた時もおもろい奴wwwて思ってたし
ライアン・レイノルズはハンニバル・キング(『ブレイド3』でレイノルズ氏が演じたキャラ)が好きだったので、ハンニバル・キングやん!てそこで好感ありましたけど。
でもまあ、そういう映画ももう体感的には100年前のものだし。
いやデッドプールは比較的古くないが、前回からかなり時間は空いているし
ヒューさんはウルヴァリンもうやらないっていうし。
もう記憶の中にしまってあるものだったんですけど。
でもやっぱ引退するって言う人ってまたやるんすよね()
この説をヒュー・ジャックマンも証明してしまったか。
でもすごく嬉しかったからなんの問題もなし!
そういうわけで
ヒュー・ジャックマンが!
ウルヴァリンを再び演じて!
デッドプールと共演!!!!!!!!!!!
これだけでもう絶対観るリスト1位の映画だったんですけど。
いやそれだけじゃなかった本当にw
こんなん予想外すぎましたよ
パイロが出てくるなんてね!!!!!!!
もう個人的にはそこ。それ。錚々たる出演者いるんですが、個人的にはパイロ。
パイロっていうのは『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』に登場した炎を操るミュータントです。
儂はアイスマン(ボビー)も好きだけどそのパイロがもっと好きで、記憶にしっかり残ってるキャラだったんですよね。
そのパイロが出てきた!?!?!?!?!???????????
しかもマジでパイロ、あのパイロとして。
同じ役者で。アーロン・スタンフォード!
マジでビビリました。なによりもびっくりした。
アーロン・スタンフォードって人はX-MENのあとはドラマ版の『12モンキーズ』とか、まあ別の作品で順調にキャリアは積んでらっしゃったと思うんですけど
個人的には久しぶりに見てマジで泣きそうになった。
アーロン・スタンフォードが出てくれた事に本当に感謝。
お前のパイロがずっと好きなんだ俺は。ほんとにありがとう。
ブレイド様とヘンリー・カヴィル、そしてあの弟まで
パイロの次に驚いたのはこの方たちですね。
エレクトラ(盲目の弁護士でスーパーヒーローでもあるデアデビルに登場するキャラクター。演じるのはジェニファー・ガーナー)と
ローラ(X-23、LOGANで登場したウルヴァリンに似た能力を持つミュータント)はニュース記事で登場することを知ってしまってたので、見られて嬉しかったけど驚くことはなかった。
いやでもほんとローラが!
あのまま大人になったような感じで出てきてくれて感動しました。もおー!これからもローラを演じてほしいくらい素晴らしかった。
ジェニファー・ガーナーもまさか今になってまたやってくれるなんて!!めちゃかっこよかった。いやもう全然エレクトラさんガンガンやっておられるじゃないですか最高。
ということだったが、ブレイド様とヘンリー・カヴィルは出るの知らなかったよ。
ブレイド様、てかウェズリー・スナイプスがブレイドを演じるのって、え、20年ぶり???やばすぎる。ハ!?てマスクの中で言ってしまったww
めちゃかっこよかったです。
もっと見たかったな戦ってるとこ。他のキャラとのコンビネーションとかも最高にかっこいいしもっと見せて…
ヘンリー・カヴィルはまさかの役でしたけどwwwww
いやかっこよすぎるだろww
色気やばすぎるw
ちょっとしか映らなかったから、もっとゆっくり見たかったです(血眼)
元々こういう100点満点彫刻タイプの人は好きになる系統ではないんだが…
ヘンリー・カヴィルはゲームが好きで熱意をもって取り組んでいたドラマ版『ウィッチャー』のゲラルトを降板してまでスーパーマンを撮ろうとしてくれたのに、DCの映画計画が刷新されてスーパーマンも撮れなくなったという不幸すぎることがあって
それでもすべての人に敬意をもって生きている感じのとてもいい人そうな方なので
ヘンリー・カヴィルはこれからまた自分の望む役をやって一生幸せでいてくれと個人的に願ってるんですが()
ヘンリー・カヴィル、人気小説&ゲーム『ウィッチャー』ドラマ版に主演 ― スーパーマン役、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』など | THE RIVER
「ウィッチャー」シーズン3はヘンリー・カヴィルを「英雄的に送り出す」 ─ 主演降板、最後の出演に | THE RIVER
だから彼に対する好感度が高いので、うおおおと彼の姿を見られて嬉しかった。
本当のゲーマーなのかなってわかると、この人はただの彫刻ではないんだ、と親近感を感じて好きになれるシステム(ゲーマーでなくても彫刻ではないし人間ですよ)
セクシーだし。ね。テカテカだった(なにが)
このヘンリー・カヴィルのポスターくれ()
それでね、あの方まで。
ジョニー・ストーム!!!!!!!!!!!
いやwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
懐かしすぎるやろw
クリス・エヴァンスがファンタスティック・フォーに出てたことを知ってる人はもう死んでるでしょ(なんで?)
もう完全に前時代のヒーロー映画て感じだし(儂はこのファンタスティック・フォーしか見てないしこれが好きですが)
クリス・エヴァンスがこんな人気になる前の作品ですし…
てかほんと19年前の映画ですからね。今の10代生まれてないですからね。
自分が10代の時に19年前の映画とか言われたらマジなにそれ知らんし、てなる。
そりゃそうよ。
いやでももう一回彼がジョニー・ストームを演じるなんて、誰が予想できたのか。
キャプテン・アメリカを演じたという点からしても、もう二度とないと思われた事が。マジでビビリました。
この映画の製作陣やスタッフが必至にネタバレ対策をした理由がわかりました。
もうこんな驚くことばかりとは。
そんな中でガンビットwwwwww
で、ガンビットさんですが、格好が特徴的だしトランプ持ってるからガンビットだって事はすぐわかったけど
あれ、これチャニング・テイタムだよな?って
顔見て思って、やっぱそうだよな?でもオリジナルはテイタムじゃなかったよな
名前思い出せないけど違う人だったはず(正解はテイラー・キッチュ)
と
思って映画見終わってから調べたら、チャニング・テイタムがガンビットをやる単独映画の企画が過去にあったらしく。でも実現しなかったと。
そういうことwwwwwかなしすぎるwwwwww(笑うな)
ごめんテイタム。
幻のチャニング・テイタムガンビットを見られたってのはよいですね。
テイラー・キッチュにもやってほしかったけど…
彼も今はイケオジじゃないですか。やっぱ最初に演じたというのも大きいけど、イメージ的にはテイラー・キッチュ。
でもチャニング・テイタム好きだからそれはそれで嬉しかったです。
テイタムのこんなガチのアクション見たのなんて『G.I.ジョー』とか『ホワイトハウス・ダウン』以来かもしれない、見るの。
今も全然いいじゃん!!!!!やっぱダンスできるからアクションもかっこいいよね。アクション映画やってるところも見たいけど、アクション映画ばっかり出てそうな顔して()そうじゃない映画とかも全然出たりしてて意外と面白い役をやっていたりするんで、テイタム氏がやりたい方向で活躍してほしいですね。
今公開中の『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』にも出てますね。応援していますテイタム氏。
ほかにもトードとかアザゼルとか出てたけど、トードはレイ・パークじゃないんですね。レイさんだったらアツすぎたけどさすがにか。アザゼルも違う人。
X-MENでトードを演じたレイ・パークさんって、スター・ウォーズのダース・モールを演じた人です。ダース・モールって言ったら大体の人がわかるだろうけど、レイさん自身はあまり知られてない気がする。
パイロも明らかに実際の年月が経過したような姿で出てきたんだから、トードもそんな感じでもよかったのだけど。まあでもレイさんの都合もあるだろうし仕方ねーですな。
やっぱウルヴァリンとデッドプール好きだ
でもやっぱ最終的には、ヒュー・ジャックマンがまたこんな筋肉ムキムキでウルヴィをやってくれたことが重要であり。
すごく良かったです。
年齢は重ねてますけど、ウルヴァリンは単独映画シリーズの中でも年齢を重ねていってましたから、違和感はなかった。
そしてこのデッドプールのウルヴァリンは今まで映画シリーズで描かれてきたのとは違う時間軸の人ではあっても、やっぱウルヴァリンではあるし、X-MENのみんな、ジーンやサイクロップスやストーム、プロフェッサーと過ごしてきた時間があるんだろうという事が推察されるし
みんなへの思いを抱えながら、トラウマを負って生きているウルヴァリンに泣けた。
そんなウルヴァリンとデッドプールのコンビが面白く悲惨に()描かれていて
不死身の二人だからこそのマジ喧嘩とか、デッドプールも困るくらい手のつけられないウルヴァリン、ウルヴァリンをブチギレさせて汚い言葉を言わせまくるマーク・ウィズ・ア・マウスなデッドプール、惨めオーラ全開の二人がなぜかしらんが共闘していって…
というのが、よかった。
可愛かったです(可愛いで片づけるな)
片づけてないけど!もうそう言いたくなるくらい、二人とも愛らしかったよ!てことです。
ここまでデッドプールちゃん自体への感想少なすぎてワロタ()
デッドプールは正直ディズニーのスタジオでやってほしくなかった、というのはあるし、完全に忘れてたがまた監督変わってたの!!?とかもあり(3作すべて違う監督)
不安感もあったが
映画は面白かった
けどやっぱどこかで毒気を抜かれていないか?という不安はどうしても感じてしまった。激ヤバな台詞を言いまくってるし、グチャドロの戦闘をしまくってたし、薬物に関する表現だけはNG、てディズニー/マーベルから言われていたのにコカインの事言いまくってたし全然NGに出来てないwww
てことはあったが
が、ディズニーへの偏見なのかもしれないけど、そういう懸念がずっと頭の中にある状態で見ていたというのはある。
それにグロ以外の際どい表現を全部セリフでカバーしてた感はある。戦闘以外のビジュアルのインパクトは今までに比べると弱く感じた。
合併のお金があったから作れたものとか、出来たこととか色々あるんだろうが、そういう大きくなりすぎた映画に対する良いイメージがあまり無いから、これからのデッドプールが心配ではある。
あと本当に今のMCUに興味がなさすぎるのできつい…というのも…
途中からなんだよMCUて!!!と思いながらもあんなに見てたのに
MCUめっちゃ好きでこのシステムを肯定して楽しみにしてる人が沢山いるでしょうから、急にそんな事言って申し訳ない、とは思うのだが。
そして、今回のデッドプールはもうMCU仕様だね(いろんなキャラ出すぎ。知らない。わからない…)
というような感想も見かけたけど
たしかに儂も最初に、色んなネタが入れられていてそれがわからないとどうだろう、とは言ったが、この映画におけるメインネタはずっとMCUには組み込まれていなかったX-MENなどの作品メインの古代ネタなので、微妙に違うのよ!!!昔の映画のオマージュレベルの話というか!?わかってほしい…
むしろ今はもうMCU見てないけど、アメコミ映画好きだったんだけどなあ、的な人向けのネタですらあるよ!!!!!?
とすごく思ってしまいました。
でもまあそう受け取る人もいるよね
てことで。
出来ればそういうのなしに楽しめればよいですよね、基本は。
それにこれからは本当に、MCU仕様になってしまうかもしれないし。
そうしたら個人的にはもう絶望しか残ってないが
と、いうことは思いはしますが
ライアン・レイノルズとスタッフ陣が相当に頑張ってここまでの事を実現したのだろうなとは思うし、キャスト陣もそのために努力したはず。
まずこんなカメオで出て、その秘密を公開まで守り続ける事も大変ななかで。
だからキャストとスタッフ陣に、本当に努力してこの映画を作り上げてくれてありがとう、と思いました。
デッドプールはやっぱり可愛いし、外側はスレてるように見えるんだけど心の中はピュアなんですよね。
デップーちゃんを見てると元気になれるし、いろんな不安感とかいろいろ色々あるけど、やっぱこの映画を見て元気になったことは間違いないので。
デップーちゃんありがとう。
ヒュー・ジャックマンを連れ戻してくれてありがとうライアン・レイノルズww
映画の作り的にやっぱ最後に X-MEN の話になっちゃうんだが
ヒュー・ジャックマン氏、もう一度ウルヴァリンを演じてくれて本当にありがとう。
肉体作り含めて、絶対に簡単なことではなかっただろうけどやってくれて、しかもそれが本当に素晴らしくて、感動しました。
ヒューさんが人間としていい人だってのはもうわかってるんだが、役者としてもやっぱすごい人だな。改めて。
X-MEN の最初の映画がやった時より世の中はよくなってるようでいて
良くなってる部分もあるけど、まったく違う問題や悩みがまた積み重なって
本当に苦しくなることがあるし、もう本当に、嫌だと思うことがあるけど
X-MEN みたいなキャラクターたちがいるから、心をなんとか支えられる瞬間もあるし
そんな映画を作ってくれてみんなありがとう好き大好きキスするね…て思いました(キスやめて)
とにかくこれデップーちゃんの映画なんだけど、X-MEN シリーズ好きな人ほんとに見てよお!!!!!!!!!!!
て事に尽きます。はい。
見に行ってよかった。