先日のFANBOXの進捗絵の完成版です。
進捗とかいうずっと前から、試行錯誤繰り返していた商人絵。やっと、いちおう形にはなったかと。
ファンアートみたいなタイトルですがオリジナルです。
pixiv – Merchant – Ugo (烏合)のイラスト
ArtStation – Merchant, Ugo Nishimura
デザインについて
キャラクターの名前は決まってないので、単純に商人。
体型と、普段の服装の図。
ずっと理想的な商人が描けなかったが、やっと、まあいいかな!!というやつが描けて安堵した絵です。
商人の絵として個人的に描きたいポイントは
褐色肌、中世アラブ風の丈の長い上着と幅広のズボン、ブーツ、金の装飾品
とかで、それを取り入れつつ、かっこいいデザインにすることが難しかった。
ほんとは指輪等もはめてもっとジャラジャラさせたかったんですが
服装全体の雰囲気的に絶対手袋してたほうがよいな、と手袋なしの手と見比べて思ったので、指輪より手袋優先させた次第。
この服装に合う顔を描くのも含めて難しかったけども、悪そうな顔がはまったので良いな、うん、と思ってます。
自分的に、そこらへんの商人要素は今回ある程度クリアできました。
しかし儂の描きたい商人は、厳密には”宇宙の商人”であり
SF感、未来感もなければいけない。
これが問題( ˘ω˘)
今回の絵では、実際の中世にはないアイテムとかブーツのデザイン、左目の義眼などをSF要素として入れたんだが
少ないなオイ
ってなってしまったんで、今回のは自分の思う商人像としてはいいけど、”宇宙の商人”感はまだ足りないっすね。
だが変に機械描きすぎたりモダンすぎるデザインにして、商人の雰囲気を壊したくもない。
難しいです。
でも今まで描いたものの中では一番いいです。自分でガッカリしすぎてネットにアップしてないやつとかもあるのでね。
その中で暫定1位
悪徳顔の髭商人描くの楽しかった(^ω^)
描き方について
描き方としてはグリザイユ。またグリザイユやってんのかテメェ、と。
グリザイユだと安定した絵が描ける気がするんだが、毎回の進歩がなかなか出なくていつも同じようなことしてしまう感がある。結果グリザイユやめよ、てなる(お前な)
だから最近グリザイユで描いてなかったんだが、今一度やろうかと、ふと思った。
そしたら前よりいい感じに描けた、気がします。
グリザイユは慣れるまで疲れるというか大変な感がある。個人的には。
今も若干そう思ってるが、今回描いて思ったのが
マルチタスクが苦手な人に向いてる描き方なのでは
という。
(ワイ、マルチタスクできない人間)
陰影をつける時って、他の工程より絶対疲れると思うんですよね。
めちゃ重要な部分だし、それをカラーでやってると色味とかも見ながら陰影自体もうまく描かないといけない。
大変すぎるだろ!!!
でもグリザイユで、グレーで描けば、色味は気にせず陰影、明暗のことだけ考えられる。シングルタスク( ˘ω˘)
余計な彩度の情報がないから、形も捉えやすい。
そういうのはいいな、と今更思った。
グリザイユのいい感じの描き方習得できたら楽そうですね(他人事か)
自分のしっくりくる工程を確立したいとはいつも思ってるが…
達人絵描きはみんな自分の工程というものがある。自分がしっくりきている工程というのがある、でしょう。たぶん。
儂には、しっくりきている工程というものが無い。
だからそれを作りたいと毎回思っている。
LoLで
ドレイヴンの斧拾いを考えずにできるようになるまで練習することで、脳のリソースを他の事に使えるので、ミニマップとかが見られるようになる
とのろりんがよく言ってますが
(なに普遍的に通じない例え出してきてるの?)
えー、つまりは
覚えれば考えずに出来るようになることは覚える
そうすれば、今までそれを考えてた脳のリソースを、もっと他の事に使える
結果パフォーマンスが上がる
という話です。
それと同じで、絵を描く時も自分のしっくりくる工程があれば毎回「工程どうしよう」と考えなくていい。
それを考えなくていい分の脳のリソースを、もっと絵のクオリティを上げることに使える。
結果、もっといい絵になるはず。
そう思う。
現時点それを実現できていなくて、いつも省ける筈のところで悩んでるのが嫌なのです。
そうは言っても、この自分のしっくりくる工程を見つけるのってめちゃ難しすぎないか、と思うんだが。
もっといいやり方が絶対ある、といつも思いながらいつも疲れ果てている。
だから結局はやるしかない。
もうブログの文面「やるしかない」だけでいいくらいですよ(よくない)
ハイ。2枚セットの2枚目のほうはまた後日アップします。