アサクリからしか得られない良さがシャドウズには無かった 正直買わなくていい Assassin’s Creed Shadows 09 (クリア後感想)

だからやっぱりこのゲーム、買わなくていい。

単純にまとめると感想はそれです。
だが、シャドウズに向き合うってことで書いておきましょう。

やったあゴールデンウィークだあ!という気分にはまったく合わない記事となってますが、もし似たようにモヤモヤしている方がいたら、何かしら気持ちの共有は出来るかもしれません。

てことで、シャドウズが面白かったという人は読まないほうがいいです。

それでも、ネタバレなし感想は冷静と公平を心掛けて書きました。
アサクリが好きだけど色んな思いがありすぎてシャドウズをプレイできない人がいたら、そういう記事が必要かもと思い。ちゃんと書けたかは読む人の判断することですが、取り組んでみる意味はあると思いました。

大まかには以下の項目に分けて記載しています。

・クリア後感想 (核心ネタバレなし)
・アサクリからしか得られない良さがシャドウズには無かった (核心ネタバレなし)
・最終的なプレイデータ ネタバレ含む
・ネタバレ感想

Assassin’s Creed Shadows 記事一覧 (感想・攻略)

Assassin’s Creed 関連 記事リスト

 

目次

要素別評価の各項目は短いが、目次ないと不便かな、て事でつけました。

 

はじめに (アサクリプレイ歴)

クリア感想だけ読まれる方もいると思うので、一応。

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クリア後感想 (核心ネタバレなし)

シャドウズは面白かったか?


結論、面白くなかったです。
ゆるめの評価ならゲーム性はOKレベルかもしれない。
でもストーリーは最終的に全く良くなかった。

二人の主人公を採用したが、それを活かした相乗効果のあるストーリーになっていなかったと感じた。同じ二人主人公でいうとシンジケートの方が全然良い。
結果、エンドロールが流れて一応”エンディング”らしき描写がされる割にカタルシスがない。良い余韻もない。
アサクリのストーリーはカタルシスどうこうよりも、余韻が良いことのほうが多いので、どっちかがあれば良かったがどっちも無かった。

(わからないが、もしこの結末の続きをDLCに引っ張ろうとしてるなら、余計に低評価です。この薄いストーリーしかなくて後はDLC、は論外すぎる)

本当に、途中で疲れすぎてあーハイハイと進めた時もあったが、出来る限り真面目にプレイしました。
最後なんか、もっと隠された結末があるんじゃないかと思って、偽山伏を徹夜で一気に始末したり、しました(んなことするな)
でもそんなものはなかったです。

そのうえでの結論です。

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シャドウズをアサクリとしてどうか要素別評価 (核心ネタバレなし)

ゲームシステム


オープンワールドのアクションRPG、超大ボリューム

オリジンズ、オデッセイ、ヴァルハラの流れのまま展開。
ミラージュで原点回帰したのは無視()

これはプレイヤーによって評価が分かれるところですが、自分はミラージュスタイルのコンパクトなアサクリが一番好きなので減点。
ただ別にオリジンズ~ヴァルハラも好きで、またこのスタイルだろうとある程度わかった上で買ってるので、大きなマイナスではないです。

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ボリューム


自分のプレイ時間は77時間。

難易度ノーマル、奈緒江でプレイ。寄り道少なめ、だが、複数人を暗殺するサブクエを3つやったので、そのぶんは時間プラス。
記事を書いていた関係で、確認や多少のやり直しをした分もプラス。

このボリュームには慣れてますが、長すぎると思ってるので短くしてほしい。
そしてこんだけ長いんだったらもっと面白いストーリーにするべきです。
オリジンズ、オデッセイ、ヴァルハラは長くても物語が面白かったので良いが、シャドウズはそこらへんちょっと個人的には無理でした。

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主人公


二人主人公の切替制(シンジケートとほぼ同じ)

これについては、似たような二人主人公切り替え制だったシンジケートから10年も過ぎたうえに同じスタジオで開発したのに、アンバランスさの改善なし。
強制パート以外どちらかの主人公メインにプレイした場合、どちらを選んでいたとしても満足できるような作りになっていなかった。

二人主人公制ありなしでいうと、これもプレイヤーによりけりだが、自分は過去作は好きだがヴァルハラ最終章絶対に許さない過激派で二人主人公制は嫌いなのでなしです。

ただ主人公二人を演じてくださったお二人は最高でした。奈緒江と弥助自体がキャラとしてどうだったかは別の話として、このお二人のキャスティングと演技に関してはとても良くて、日本語声優キャスティングが最高ないつものアサシンクリードでした。

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ストーリー


奈緒江の復讐の物語。弥助は動機、目的、無いわけじゃないが全体的に何してるのか、心から何を求めてるのか等が不明だった。

そのストーリーがどうだったかといえば、面白くなかったです。
メインクエストでいくつか良いものはあったが、二人の成長や変化をちゃんと描いたものはほぼ無かった。
こんだけの長さをかけて何をしてたのか。描いたものが少なすぎる。
終わりよければすべてよしとさえ言えない結末。

奈緒江に関してはポテンシャルのある主人公で、葛藤したり成長する様子は垣間見えたのに、描き方が足りない。
長くプレイするにつれ奈緒江を好きになっていったし、彼女にふさわしい物語があってほしかった、だけど無かった。
そういう、好きになりかけたからこそ余計に落胆した、てのもあります。
奈緒江が嫌いとかじゃないってのは言っておきたい。
自分はもしゲーム全体や結末が良ければ、彼女のことは好きだと言い切ることはできたと思います。

もし彼女一人の物語として描かれていたなら、もっと良いストーリーになったと感じる。そういう状態で終わったのが、本当に残念でした。

弥助からは人間性が見えてこなくて、最初からずっと善人超人欠点なしみたいな描写しかなく違和感が拭えませんでした。
最後の最後に心の中に秘めていたものが見えるが…
こういう事があったから、起こったから、そうする、という構造は理解できるが、その出来事に関する葛藤、苦悩、探求心、実はこれを心で願っていた、みたいな心理描写が無いように思えた。
すべてにおいて、行動自体はおかしくないので多くの人がそうするかもしれないとは思えるが、弥助がなぜそれをするのか、という肉付けがなさすぎた。
だから好きになるとか嫌いになるとか、そういう事すらできなかった。

他のキャラクターについて、良かったと思うのは勝姫と鬼百合と矢五郎。
思い出深いキャラクターは勝姫様で、鬼百合はとても可愛かったですが、個人的にMVPだったのは矢五郎のアホ可愛さ加減。
でも彼らのストーリーは短いし、これらだけを理由にシャドウズを良かったとは言えない、てところです。

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選択肢システム / 一本道モード


会話選択肢ありの場合はいつもの感じ。ただ固定描写とのバランスは悪くなく、オデッセイ→ヴァルハラで改善されたものを維持していたと思いました。

一本道モードに関しては、これは自分が一本道モードオフしかプレイしてないので、その状況での評価しかできませんが

一本道モードというものを用意したのは良かったと思います。

実際やってないので完成度によってはちょっと…と思う可能性もかなりある。
だがとりあえず、選択肢システムをやらないという選択肢、をプレイヤーに与えてくれた、そういうことに取り組んだのは素直に評価できるポイントだと思います。

自分の希望としては最初から最後まで一人の主人公で一本道モードを求めていたので、そうじゃないんだよという点が確実にあるが、このシステムと取り組みだけを純粋に評価するなら高評価、という話です。

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音楽


レビューなどでもそういった意見を見かけたが、音楽自体は単体で聴いたら悪いものじゃないんです。
しかし重要な場面で、雰囲気に合っていないのが致命的だった。

今までのシリーズのように、その土地や場面に馴染むよう作曲されたサウンドトラックが、ここぞという場面でこそ必要なのに無かった。
むしろ合わなすぎてせっかくの雰囲気が壊れる、くらいに感じた。

そういうのも全部個人の好みあるのだろうし、これがもし別のゲームとかドラマだったら良かったのかもしれない。でもアサクリぽくなさすぎた。

個人的にはそう思ったし、そしてある重要な曲の使われ方も全く納得できませんでした。

なので曲そのものではなく
サウンドトラックとして考えたときに、そして演出面で×

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現代編


まともな現代編がなかったのでストレート低評価。

ウィークリークエストをやらないと、現代編につながるらしき文書を読めないことも。

もうこれに関してはUBIがどれだけやる気ないか知ってるので今更驚きませんが、現代編を作らなくても怒られないんだとUBIが安心することは許さないので、何回でも怒ります。
現代編をやるならちゃんとやる、現代編に大きなパートを割きたくないとか操作パートも作りたくないのであれば、前みたいにしっかりムービーで物語を描写するなど、このタイトルの現代編はどうなっていて、何が進んたのか?をゲーム内で提示する等の工夫をする。
それくらいやってくれてもいいんじゃないんですか?

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主人公はアサシンだったか


奈緒江はアサシンでした。
でも弥助はアサシンではないです。マジ。ガチ。

奈緒江に関しても描写不足は感じました。人間としても、彼女がどういうアサシンなのかに関しても。

ただこれもちゃんと描けば、奈緒江がアサシンとして確固たる心を持った人物だと表現できるチャンスがいくらでもあったと思います。
その下地を充分に感じました。
それがほんとに下地だけで終わってしまった、という感じ。

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これはアサシンクリードだったか


アサクリプレイヤーからいくらでも上がってくるこの話なんですが。

自分は、シャドウズはアサシンクリードじゃないと思います。

オリジンズからはアサクリじゃない!とか、いやアサクリだったのはⅣまでだ!とか、色々意見があるなかで
自分は今までの過去13作すべてアサクリだと思ってます。

でもそんな自分でも、シャドウズは違うと思った。

なぜなら、過去編の世界に溶け込むことができないから、です。

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アサクリからしか得られない良さがシャドウズには無かった

アサシンクリードというシリーズの良さ、これは色々あるんだが、

過去世界に溶け込めること

っていうのは大きいと思ってます。
アサクリはもうⅠが発売されてから今年で18年。
プレイヤーからすれば本当にいろいろあったシリーズだと思うが

過去世界に溶け込めるという体験

においては文句なく誇ってもいいくらい素晴らしいゲームだと思ってます。
沢山のことでプレイヤーを落胆させたり傷つけたりもしてきたが、この点でファンを落胆させたことは、たぶん一度もないと思います。

それは過去の世界が美しく再現されたり、緻密に描写されているからであり、
そして何より
主人公が、その世界に生きていたかもしれない誰か、だったからだと自分は思う。

過去編の主人公は歴史上の人物ではなく、過去にもしかしたら居たかもしれない、そう思える人物だった。今までずっと。
特別な能力を持っていても、ただ町の中を歩いている時はその過去世界に大勢いる中の一人だと思えるような、そういう人物だった。

でも弥助は違う。

彼は歴史上の人物であり、この当時、シャドウズの舞台となった安土桃山時代の日本のどこにでもいるような人間ではなかった。
珍しい存在だったからこそ信長の目に留まったのだし。

黒人だからだめだと言っているんじゃない。
歴史上の弥助の批判でも、日本が舞台のゲームで外国人が主人公になってはいけないと言っているわけでも、人種でその人を嫌うなどというバカげた話でもなく

アサシンクリードというゲームの中で
誰であろうと、当時の日本ではあまりにも珍しすぎる立場の人物を操作しなければいけないパートがあって、たとえアサクリ本来の世界観に沿った主人公である奈緒江でプレイしても、その人物がほぼどこにでもついてきて会話に加わって、時には奈緒江よりも前に出てきたら
この安土桃山時代の日本に溶け込んでいる感覚になるか?ならない。
そういうことです。

これが人種差別だと言われるなら、日本人の名もないキャラクターだけでは主人公に適さない、とでもいうようなUBIの態度のほうが人種差別だと言いたいです。
なぜ今までは無名のキャラクターでよかったのに、シャドウズだけは駄目なんですか?

自分はアヴリーン(アフリカ出身の母と白人でフランス人の父を親に持つ女性主人公)のアサシンクリード レディ・リバティもプレイしたし、彼女についてはこんな事一切思ってないです。
アヴリーンと18世紀のアメリカを体験して、その中で楽しめました。

まだ、せめて

せめて

弥助がアサシンだったら違ったと思います。

イーグルダイブができたら。鷹の目が使えたら。ヒドゥンブレードを持っていたら。
彼がなぜこのような人間になり何を求めているのかという描写を含め、自分を突き動かす確固たる思い、何かそのために生きているという強い気持ちがあれば。

でもそれもない。

このゲームに、この世界観に、馴染んでいると考えるほうが無理じゃないですか。

世界観に合わないキャラクターの採用をしたうえで、その必要性があったと納得できるようなストーリーも魅力的なキャラクター描写もなく、なにも良いところがないわけじゃないがこのマイナスを上回れるものが何も無かった。

結果、アサクリからしか得られない良さが失われていた。

だからこのゲームは面白くなかったってことです。

 

はーーー…

自分の中でずっとモヤモヤしている気持ちは何なのかと、プレイしながらずっと思っていましたが、これだったんだなと思いました。
マジでめちゃくちゃ悩んだけど、答えはこれだった。

いままでプレイしたアサクリの主人公全員、最初にどうかなと思った人も最後にはみんな好きになれたので、ほんとうにどうにか出来たら弥助を好きになれないかと思ったんですよ。
いろんな粗に目を瞑れば、弥助はいい奴、っていう要素はあるんです。
だから弥助が奈緒江に寄り添ってくれた時、優しい言葉をかけてくれた時、ああこいつを信じてその言葉に感動して、その笑顔に応えて、ありがとなって思えたらどんだけいいだろう、って思ってたんですよ。
自分もこんだけUBIを憎んでるし出来た人間じゃないので、意地になってしまう気持ちや、またUBIを信じて裏切られるのはアホすぎて嫌だとかあるので、弥助をもし良く評価するとしても最後、と思ってたので言えなかったですが。
本心で思ってるのに良い評価を出さないなんてフェアじゃないので、万が一最終的にシャドウズがいいものだと思えたら書くつもりだった。
それが実現すればよかった。

でも無理だった。こういう答えがあったから。

ということに、この記事を書いている途中でやっと気付きました。
なので6000文字くらい書いたのに最初から書き直しました()

過去世界に溶け込めることってのは、それだけは絶対に当然いつもそこにあるものすぎて、こういう方向では意識したことがなかった。
マップの美しさとか、造り込みとか、
鷹の目のような超人的能力があったとしても、過去を生きた大勢の中の一人だったかもしれないと思えるような、みんな魅力も欠点も抱えた人間味のある主人公
そういった良さとしてずっと分かってはいたのに
それらが合わさって、まさに過去を追体験するような、過去世界に生きるような感覚を持てていて、それがこのゲームのすごさ、良さ、面白さに大きな影響を与えてたんだ
ってことに、陳腐な言い方になるけどガチで、失って初めて気付きました。

本当に大きなことすぎて、それに気付けたことと引き換えに到底チャラにはならないくらい、この世界観を壊したのは何よりも大きな失敗だと思います。

自分はそう思いました。

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最終的なプレイデータ ※ネタバレ含む

▶ 難易度 ノーマル / 探索ガイドオフ / 一本道モードオフ / 没入モード オン

▶ 百鬼衆 完了

▶ メイン以外のボードは、悪の一門、五遁衆、海賊同盟、テンプル騎士団、偽山伏を完了

▶ 味方勧誘 全員完了

▶ 奈緒江と弥助の固有クエスト最後まで完了済

▶ 奈緒江のレベル 41

▶ プレイ時間: 77時間 (セーブデータ上)

一本道モード オフの理由:
選択肢嫌いだが、奈緒江と弥助どちらをプレイするか等を強制されたくないためオフにしてプレイしました。
結局一本道モードがどこまで影響するのか知らずに最後までやりましたが、これがもし会話選択肢のみに影響するものなら、一本道モードでもよかったと思いました。
ストーリーが薄すぎるので、そこに悩む時間をかける価値がなかったと感じた。

当記事ではPCのUbisoft Store版、日本語音声でプレイ。

PCは、Windows 11、AMD Ryzen 9 5900X、Radeon RX 6700 XT で
SSDにインストール
グラフィック設定は少し落としてますが(アップスケーラー:クオリティ 画質:高)
今のところ致命的なバグはなく遊べています。

*Patch 1.0.3 / 2025年4月プレイ時点、若狭の百鬼衆(狐)クエスト後に発生する弥助固有クエストの、船上のムービーシーンで微妙なバグあり。
ポルトガル語会話のところだけキャラの口元が動かない、字幕のタイミングが合っていないなど。

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ネタバレ感想

まとめることはネタバレなし感想に書いたので、ここは少し短めに(少しかよ)

最後の部分をプレイした時の感覚

音楽の項目で書いた「ある重要な曲の使われ方も、個人的には納得できなかった」てのが何のことだったのかだけ書きます。

 

最後の部分をプレイして

百鬼衆を倒して、そこはまあ不満でした。あっけねえなと。
しかも最終目標を殺さない、というのが。史実を考慮すれば理解はできるが。
(ていうか若い男かなと思ってたら全然違ってワロタ)

ともかく敵組織の最終目標を殺さない、てのは過去作でもあったが、そこにちゃんとしたストーリーがあれば良い、ということであって。
もしこれで結末が悪かったらヤバいだろ…とこの時点で少し思った。だがまあ見てないから、まだね。

で、弥助のパートを終わらせて弥助固有クエストの最後を見終わってそのときは、弥助のパートまあまあよかった、と思っていました。

テンプル騎士団を倒すのが奈緒江じゃなくて弥助なんかい、てツッコミはしてしまったが
イエズス会と関係があり外国人である弥助からテンプル騎士団につながるのはスムーズだったし、そういうことでもないと弥助が登場した意味が本当にわからないと思ったので、それでいいと思った。
そして一番には、

これは奈緒江パートへの橋渡しかな

と思った。これから奈緒江のパートでもっと大きいことがあるんだろう。
アサシンなのは奈緒江だからな。

そう思ったら。あんな。

でもまだ…と思って最後の隠れ家のクエストまでやったが、この心理状況では「だからなんだ?」としか思えなかった。
そんなこと思いたくはなかった。仲間たちの言葉はよかったし、それ単体で見れば良いのかもしれなかったが、感動できるような心境じゃなかった。
そんな、大きい事を達成してああよかったね、と思える状態じゃないんだよ。
だってまだやってないことが多すぎるじゃん。肝心なことを。

そう、思いました。
だから、ああ、またUBIだな。てことでそれで辞めればよかったのに、もしかしたらまだ何か隠されたものがあるかも、とそのまま徹夜で、2人しかまだ始末してなかった偽山伏を残り全員始末したりもしたけど
何も無かった。
求めてるものの大きさからしたらどうでもいい匂わせの文書(文書ね)が0.1ミリあっただけで、求めていたものは何もなかった。

それでもうああ、ああほんと。
という部分の思いと重なるとこがあるので、このまま曲の話へ行きます。

 

「ある重要な曲の使われ方も、個人的には納得できなかった」
これをどこで思ったのか。
弥助のヌーノ・カロとの回想の時です。

弥助固有クエストの最後にヌーノ・カロと戦って、回想が流れるのだが、そこで Ezio’s Family が流れるんですよ。
アサクリの象徴的サントラの一つですが。

もうこの音楽が流れたら名シーン、ってくらい Ezio’s Family にはいつも感情を動かされるし、最高の曲。

それが最初に流れるのがアサシンである奈緒江じゃなくて弥助のシーンなんか…てちょっと思いはしたが、ムービーは良かったし、こういうクエストを早くやらせてくれてれば弥助にもっと好感持ったのに

とさえ思ってました。この時点では。

という感じで、弥助のクエストを終わらせたあと
奈緒江の固有クエストをやったら

遺跡の扉を謎の方法で開けて、忘れてたけど実はこんなことがあったわ、となぜか突然思い出して、半蔵と会って、終わり

は???????????????????????????????

Ezio’s Family もなし。流れたのはまたあの雰囲気に合ってない曲とかだけ。

そこでエンドクレジット。

は?

 

そこで、その弥助のクエストの印象が完全に変わってしまいました。

奈緒江にはこんなエンディングしかなくて、弥助はあんな、標的と一人で対峙してちゃんと殺して復讐を果たして最高の音楽までつけてもらえるエンディングなんだ?

奈緒江は母の情報を得るために般若を殺すのをやめてまで探そうとしたのに、見つけずに終わるんだ?

いや許せねえよ

もしDLCに話をつなげてちゃんと描かれたとしても、そういうことを言ってるんじゃない。ネタバレなし感想で書いたが、こんなストーリーしかなくてこんな結末の持っていき方で後はDLC、は論外すぎる。

般若を殺さないとしても、そういう方向としてちゃんと話を畳んでるのであれば良いですよ。まだ。でもこれが始まりだった…みたいな感じの余韻で般若との対峙を終わらせておいて、そのために復讐を諦めたのに、そこで切るってのは。

エンドロール流れた時は、呆れすぎてなんなんだこれ?ってよくわからなかったです。

マジで、なんなんだよ。

 

そういう、感じでした。

いろんな可能性があったのに、それが実現しなかったゲームだと思いました。

エンディングを見て落胆した、という直接的なこと以外に加えて、シャドウズをプレイしながらずっとモヤモヤしていて、色々言語化しようとして感想記事も書いてきたが、なんか引っ掛かっていることがあった。
その根本的なものって何なんだ、とこの記事を書きながら悩んでいたら、アサクリからしか得られない良さがこのゲームには無かったんだ、と気付いた。
てことで。

もし自分のように考えるタイプのプレイヤーだったら、シャドウズはプレイしなくていい。と思いました。
そして当然、新規プレイヤーに薦めたいとも思わない。
だから正直買わなくていいアサシンクリード シャドウズだった。

 

そんなところで、さすがに終わります。

アサクリから得られない良さが無い以上、シャドウズをプレイする理由もないし

それでも過去作は好きなので、それはプレイすることはあるのだろうし
アサクリからしか得られない良さを他のゲームに探しているが、ずっと見つからないので、本当にアサクリを超えるようなゲームに出会えないと自分はアサクリを辞めることはできないんでしょうけど

ほんとにゲームで体験することって、映画やドラマとは違う。
映画やドラマで似たような気持ちを味わったものもありますが、この、深く失われるような感じってのはゲームだけなのかなと思いました。

 

おわりに

いつも通りこんなん全部読めるわけないやろ()という記事になったが、一部分でも、誰かの言葉にならないモヤモヤとかを晴らせる要素があったら幸いに思うし

自分自身としては、プレイし始めて色々思ったが、シャドウズと向き合うぞ、と思って最後まで記事を書けたので、やろうとしたことは出来たかなと思います。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

いつも通り今後のアサクリ記事は未定です。

アサクリがどうなるのかも、もうわかりませんけど。
ただ自分は何よりも『1666: Amsterdam』が出たら死んでもやります。
Panache Digital Games とパトリス・デジーレ氏、頼みます。
アサシンクリードの生みの親の一人であるパトリス・デジーレが、UBIに奪われないよう闘って権利を取り戻した『1666: Amsterdam』、頼む。
自分が希望を持てることはもうこれしかありません。
絶対にこのゲームを出してください。

いつでも少しだけ、希望を持とう、という試みってことで。

 

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投稿者: Ugo

Eager for the world of other sun.